デスティニーシチー 第12戦


友駿愛馬第42号は久々購入の友駿正規募集馬。


母アデレードシチーは3頭の産駒共中央で勝ち上がっているほどの仔出しの良さ。これなら父がタップダンスシチーで非常に不安でも、母の仔出しの良さである程度はやれるんじゃないかと期待。また、牡馬で総額1000万円と非常に安価なところも魅力。

そして何よりも育成状況が順調で早期にデビューしそうなことも購入した大きな要因。


超晩成のタップ産駒で勝ち上がりは3歳夏の予想通り3歳8月に交流戦で勝ち上がり。未勝利時代はトモがパンとせずにイマイチの競馬が多かったが、本州に無事戻って来た昇級戦はレース前の追い切りで坂路で自己ベストを1秒5も縮め、レースでも正攻法の競馬で勝ち馬から僅か0秒2差の4着!!走破時計は1分51秒3稍重馬場と脚抜きの良い馬場と言うことを差し引いても素晴らしく速い時計。競馬ブックのスピード指数でも74.8とデスティニー史上過去最高の数字。

続く前走は1番人気に支持され期待されたが左回りが合わず内にモタれて修正に苦労しチグハグな競馬。それでも4着と負けてなお強い内容だった。


12月22日 阪神7R 500万下 ダート1800m 定量に出走!!

7着/7番人気。

2013年最終週ということで優先権持ちが9頭もいるハイレベルなメンバー構成。この中で前半は掛かり気味で鞍上の秋山真一郎騎手が抑えるのにひと苦労。これで16頭立ての7着なのだから勝ち馬との着差は広いが大きく悲観する必要はない。

ただ、上のクラスでは一杯一杯だろう。まだ力の付ききっていない未勝利時代に500万クラスの勝ち負け水準で走れていた芝の中距離ならもっとやれると思う。ダートもこのクラスなら力上位で悪くないが芝のレースを見たい。


レース回顧と時計の分析、レース後の秋山真一郎騎手と岡田稲男調教のコメントを掲載。

(2013年12月30日完結)

2013年12月19日立ち上げ

●前走後、在厩で調整

 前走の昇級2戦目は現地では力負けかと思っていましたが、競馬ブック誌によると

「4角から直線と、内へモタれてまともに追えず、ジョッキーが修正に苦労していた。それでこの着順だから力はある。右回りの方が良さそう。」


 ということで、これで4着なら確かに負けてなお強しだったと思います。今回は注文通りの右回りになりますし、確かに右回りの前々走は強い相手に僅差の4着と素晴らしい内容でした。

 前走後、優先権もあることですし、出走ラッシュで強い馬の登場が予想されるもののやはり年内に走る方が得ですし、在厩のまま調整され、年内最終週に出走することになりました。


 以下は12月16日に更新されましたクラブ公式HPデスティニーシチーの近況報告です。

岡田師は「先週は軽めの調整となっていますが、状態は変わりなく良好です。出走については1800m戦となりますが2鞍あるので、想定の状況を見て決めたいと思います。前走はハミ受けが一息で力を出し切ることが出来なかったので、ハミを変更することも視野にいれて良化を図っていきます。上のクラスでも頑張れると思うので、早く2勝目を挙げたいと思います」と話しています。

 ということで、ここの更新が遅くなりましたが、12月21日 阪神7R 500万下 ダート1800m 混合 定量に秋山真一郎騎手で出馬想定され、秋山真一郎騎手のお手馬の絡みで、12月22日 阪神7R 500万下 ダート1800m 定量に秋山真一郎騎手で確定しました。

 どちらも前走の優先権持ちが9頭とさすがに相手は揃いましたが、岡田稲男先生曰く”上のクラス(1000万下)でも頑張れると思う”ほどの馬ですから、500万のここはこのメンバーでも勝ち負けできると思っています。

●追い切り情報(12月19日作成)

前走前 12月4日 栗東坂路 良馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 54.0
3F 39.2
2F 25.9
1F 13.2
ケッキセヨ(古馬500万下)馬なりを0.4秒追走0.2秒遅れ



12月18日 栗東坂路 稍重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 53.6
3F 39.0
2F 26.1
1F 13.2
 12月18日、中1週にもかかわらず一杯に追い切られ、しかも自己ベストに匹敵する動きでした。これは調子がすこぶる良いということで期待は大きいですね。
 私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。年内最終戦で前走の優先権持ちの馬が多いですが、その中でも勝ち負けできると思います。

●気になる出馬想定表(12月21日 阪神7R)

出馬想定表 12月21日 阪神7R 500万下 ダート1800m 混合 定量 フルゲート16頭 想定数23頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アロウィーバイオ 国分優作  4/06 500万 阪神ダ1800
エーシンザヘッド 小牧太  9/07 未勝利 阪神ダ1800
キングスクルーザー 藤懸貴志 12/08 500万 中京ダ1800
コウユーアンドレ 北村友一 12/08 500万 阪神ダ1800 12
ゴーイングベル 和田竜二 12/08 500万 中京ダ1800
サウンドビガレス 12/07 500万 阪神芝1800 12
サダルメリク 古川吉洋 12/07 500万 中京ダ1800 10
ジャルダンスクレ 三浦皇成  8/31 500万 小倉ダ1700 15 10 10
スズカファイター 中井裕二 12/08 500万 中京ダ1800 12 13
スズカルパン 福永祐一 11/30 500万 阪神ダ2000
スリーロビンソン 12/07 500万 中京ダ1200 13 15
タツショウワ 丸山元気 12/01 500万 中山ダ1200 13 13 10
ツヨシノブルーム 12/07 500万 中京ダ1800
デスティニーシチー 秋山真一郎 12/07 500万 中京ダ1800 A−
ハワイアンソルト ルメール 11/30 500万 阪神ダ2000 10
フリークエンシー 水口優也 12/07 500万 中京ダ1800
ベルサリエーレ 浜中俊 12/14 500万 阪神ダ1800 10
マッシヴヒーロー 池添謙一 11/30 500万 中京ダ1200
ミッキークリスエス 12/07 500万 中京ダ1800 12
メイショウビリーヴ 10/27 500万 新潟ダ1800 10 12 13
メテオライト 岩田康誠 12/08 500万 阪神ダ1800
ライフトップガン 武豊  8/18 500万 函館ダ1700
ルスナイスナイパー 秋山真一郎 11/16 500万 京都ダ1800 11

表中 「優」は前4節以内の優先出走権を持つ馬 騎手の太字は乗り替わり予定 青字は1000万クラスでの成績

フルゲート16頭のところに23頭が出馬想定されています。秋山真一郎騎手のお手馬ルスナイスナイパーと被っています。

●出馬確定表

出馬確定表 12月22日 阪神7R 500万下 ダート1800m 定量 出走数16頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
ウォースピリッツ 北村友一 12/01 500万 中京ダ1800
ゴダール 丸山元気 12/08 500万 中京ダ1800 16
サカジロスイセイ 国分優作 12/08 500万 中京ダ1800 10
サクセスフルビッド 藤岡佑介 12/01 500万 中京ダ1800 13
サンライズドバイ 松田大作 12/08 500万 中京ダ1800 11 11
シゲルキンカン 藤岡康太 12/07 500万 阪神ダ1200 16 15 13
タイムアラウド 中井裕二 11/24 500万 京都ダ1800
タガノビリーヴィン 岩崎翼  9/01 500万 小倉ダ1700 14
タマノペルセウス 浜中俊 12/08 500万 阪神ダ1800 11
デスティニーシチー 秋山真一郎 12/07 500万 中京ダ1800 A−
トウカイインパルス 幸英明  8/31 未勝利 小倉ダ1700 13
トゥルーフレンド 国分恭介 12/08 500万 阪神ダ1800
ネオアレクサンドラ 藤懸貴志 11/30 500万 中京ダ1800
ミッキースマホ バルザローナ  9/01 500万 函館ダ1700 12
メイショウビリーヴ 松山弘平 10/27 500万 新潟ダ1800 10 12 13
ラガートモヒーロ 太宰啓介 11/24 500万 京都ダ1800

表中の 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

やはり秋山真一郎騎手のお手馬と被っていたことから、デスティニーシチーが翌日に移動してきました。ここも優先権持ちがデスティニーを含めて9頭もいて楽ではないですね。それでもいい走りを見せてくれると思っています。

●阪神ダート1800mコース解説

スタート地点は正面スタンド前直線の右。スタートしてすぐに上り坂がある。1コーナーまでの距離は303m。京都のダ1800mよりも若干長めだが、1コーナーまでの主導権争いは厳しく、外からも先手を奪いたい馬が殺到。前へ行きたいのに内枠で出脚が悪いと、詰まって位置取りが悪くなる。ちょうど京都ダ1800mとは対照的に1枠の成績が最も悪く、大外枠が最も良い。少頭数だとあまり関係ないが、多頭数になると逃げ、先行馬は中〜外枠の方が競馬がしやすい。脚質は基本的には先行有利だが、クラスによってまちまち。条件クラスでは前へ行った馬がそのまま押し切る競馬。
 特にブライアンズタイム産駒の逃げ、先行馬が非常に強いのが特徴
 オープンクラスは、展開次第だが差し馬が来ることが多い。派手な大外一気、マクリが決まることも。しかし、京都ダ1800mより癖がなく、各馬力を発揮しやすい条件。

有利な枠順 多頭数は外
有利な脚質 先行
ポイント ブライアンズタイム産駒、中距離実績
種牡馬ベスト ブライアンズタイム、サンデーサイレンスの2頭が断トツ
連対騎手ベスト 武豊、岩田康誠、四位洋文、藤田伸二、安藤勝己
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分56秒4 1分55秒6 1分56秒3
2歳未勝利 1分56秒6 1分54秒7 1分56秒2 1分53秒2
2歳500万 1分55秒8 1分53秒5
3歳新馬 1分56秒6 1分56秒1 1分55秒7 1分54秒2
3歳未出走 1分56秒2 1分56秒4 1分56秒1 1分54秒1
3歳未勝利 1分55秒6 1分55秒2 1分54秒4 1分54秒2
3歳500万 1分54秒1 1分53秒8 1分52秒7 1分52秒6
古馬500万 1分54秒0 1分53秒3 1分52秒9 1分51秒9
古馬1000万 1分53秒1 1分52秒4 1分51秒9 1分51秒4
古馬1600万 1分52秒2 1分51秒1 1分50秒7 1分49秒8
古馬オープン 1分51秒6 1分50秒5 1分49秒9 1分51秒5

●騎手は秋山真一郎騎手 ほっさん評価「A+」

 今回もデスティニーシチーの鞍上は主戦の秋山真一郎騎手です。彼のおかげでデスティニーシチーがここまでやれていると言っても過言ではないでしょう。前走は1番人気での4着でしたが、「4角から直線と、内へモタれてまともに追えず、ジョッキーが修正に苦労していた」(競馬ブック)ということで、そんな中での掲示板確保はやはりジョッキーの手腕によるところが大きいと思います。

 右回りになる今回は前走のようなことはないでしょうし、今回は勝ちきって欲しいですね。主戦の秋山真一郎騎手で勝つことが意味としては大きいです。また最低でも掲示板は確保したいところです。


 秋山真一郎騎手はデスティニーシチーに騎乗していただくのは実に7回目です。過去12番人気8着、11番人気8着、13番人気6着、8番人気8着、9番人気4着と全て人気以上でしかも出走奨励金を確保してくださっています。また他の愛馬でも全て人気以上に持って来てくださっており、本当に頼れる17年目のベテラン騎手です。

 秋山真一郎騎手と言えば四位洋文騎手などと並び、馬上での姿勢が綺麗な事で有名です。綺麗に乗るので馬への負担が少なく、人気薄でも人気以上に持って来てくれます。そんな相性も良く期待のできる秋山真一郎騎手。期待は大きいです。


 秋山真一郎騎手はGTではなかなか縁がなかったものの、昨年(2012年)は自身初のGTとなるNHKマイル(カレンブラックヒル)や阪神JF(ローブディサージュ)と一気に2つを制しました。今までは秋山真一郎騎手とGTと言えばなんと言ってもオークスでの1番人気ベッラレイア(ハナ差2着)ですが、ついにその嫌な印象も消し去りました。重賞は15年連続勝利中です。

 騎乗仲介者に恵まれずに騎乗数は少ないものの、ほっさん評価でも「A+」(昨年までは「A−」)と腕は一流。大いに期待しております。


 2013年12月19日現在、中央通算785勝、勝率8.2パーセント、連対率16.0パーセント、GTは2勝(2012年 NHKマイル・カレンブラックヒル、2013年 阪神JF ローブディサージュ)、重賞27勝されています。騎乗馬の質を考えると素晴らしい成績です。
 昨年(2012)は49勝、勝率8.3パーセント、連対率15.8パーセントと中堅の成績を残しており、GT勝ち2つが光っています。本年(2013年)はここまで42勝、勝率7.5パーセント、連対率16.1パーセントとほぼ通年の水準の成績です。


 秋山 真一郎(あきやま しんいちろう)は1979年2月9日生まれの34歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する17年目の騎手である。騎手免許は平地のみ。父の秋山忠一は元・JRA騎手で現在は調教助手。

 1997年に野村彰彦厩舎所属でデビュー。現在はフリー。同期は武幸四郎、勝浦正樹、村田一誠、江田勇亮、武士沢友治、今村康成、松田大作、仲田雅興らがいる。初年度は33勝。

 当時より展開に合わせ柔軟な騎乗ができる若手としてはめずらしい騎手として評価をされ、デビュー初年度より毎年30勝以上の成績を残し、3年間で103勝をマークし自力で見習騎手から外れるなどコンスタントな活躍を見せている。

 2年目の1998年にはカネトシガバナーで重賞初勝利(神戸新聞杯)並びにGT競走初騎乗を併せて達成。さらに当時の野村厩舎の代表管理馬であるキョウエイマーチの主戦騎手に起用され、京都金杯・阪急杯を制するなど騎乗停止処分中の一回を除き引退まで同馬の騎乗を務めている。

 またデビュー年こそ重賞勝利は無かったものの、翌1998年以降毎年重賞勝利を記録、2012年現在までで15年連続で重賞勝利している。特に中京競馬場と相性が良く通算重賞22勝のうち、中京開催の重賞を6勝している。なお、新潟競馬場、福島競馬場以外の中央競馬8場で勝利を挙げている。

 2000年7月にフリーに転身。

 2005年にはサカラートで東海ステークスに勝利。同レースの前身であるウインターステークスは父・忠一が唯一勝利したサラブレッド重賞でもあり(1987年・クラウンエクシードでの勝利)、親子騎手制覇となった。

 2007年のオークスでは、ベッラレイアに騎乗して1番人気に推され、直線で完全に抜け出したものの、ローブデコルテにハナ差だけ差されて2着に終わっている。

 2009年にはサクラオリオンに騎乗し、中京記念と函館記念に優勝。同馬では札幌記念でも3着と好走し、この活躍が同年のサマージョッキーズシリーズ優勝につながった。

 2012年2月12日、京都12Rをスピルオーバーで勝ち、史上49人目、現役22人目となるJRA通算700勝を達成した。1997年3月1日の初騎乗以来、8459戦目。また、この年のNHKマイルカップをカレンブラックヒルで優勝し、デビュー16年目、55回目の騎乗でGT初勝利となった。



 「勝率が1割弱、連対率が1割5分前後という成績が長く続いている。道中は抑え気味に丁寧に乗っていて、追い出してからの伸ばし方も悪くない。しかし、勝負どころの対処に問題がある。ここで腰が引けてしまい、捌こうとせずにズルズルと下がって競馬を終わらせることが多い。1番人気での成績は、2010年が[21・10・6・20]の勝率.368、連対率.544で、2011年は[7・3・3・12]の勝率.280、連対率.400。2011年は2・3番人気で[15・12・6・34]の勝率.224、連対率.403と好成績を残している。コース別、芝・ダート別、距離別で目立つ偏りはない。野村彰彦と平田修の両厩舎で主戦的な立場にいる。2011年は須貝尚介厩舎で多く騎乗して連対率.381と結果を出しており、このラインには注目すべきだ。重賞で多く穴を出している点も見逃せない。デビュー2年目から14年間も重賞勝ちが途切れておらず、16190円、16140円と単勝万馬券が2つもある。2011年の2つの重賞勝ちも1970円(サンライズベガの小倉大賞典)、870円(アイアムアクトレスのユニコーンS)と単勝配当は高めだった。騎乗馬に魅力を感じたら狙っていって良いだろう。4コーナーをクリアできるかは、残念ながら事前に読みようがない。」(佐藤祐樹元地方競馬騎手・2011年前半)


 ほっさん愛馬での成績(8戦0勝)

2012年 9月17日 スピカシチー     500万下 阪神芝1800m 12着/16番人気
2012年11月10日 デスティニーシチー 2歳新馬 京都芝1600m  8着/12番人気
2012年11月24日 デスティニーシチー 2歳未勝利 京都芝1600m 8着/11番人気
2013年 3月16日 フランベルジェ    500万下 阪神ダ1400m  出走取り消し
2013年 3月23日 エスペランサシチー 500万下 中京ダ1200m  2着/3番人気
2013年 4月 7日 デスティニーシチー 3歳未勝利 阪神芝1600m 6着/13番人気
2013年 7月 6日 デスティニーシチー 3歳未勝利 函館芝2000m 8着/8番人気
2013年11月10日 デスティニーシチー 500万下  京都ダ1800m 4着/9番人気
2013年12月 7日 デスティニーシチー 500万下  中京ダ1800m 4着1番人気


2013年4月7日 阪神4R 愛馬デスティニーシチーの騎乗する秋山真一郎騎手(13番人気6着)。

これ以降は2013年12月30日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ラガートモヒーロの前走は早目に動いて甘くなったが、それでも0秒1差。現級なら力上位は明らか。仕掛けるタイミングひとつ。相手は、ひと叩きしたウォースピリッツ、右回りで巻き返しを図るデスティニーシチー、上積み大きいタマノペルセウスが有力。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
タマノペルセウス △△
サカジロスイセイ
ミッキースマホ △△
ウォースピリッツ
ゴダール
トゥルーフレンド △△
タイムアラウド
サクセスフルビッド
ラガートモヒーロ
デスティニーシチー
タガノビリーヴィン △△
二重△は△△で処理
あとは無印


スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
デスティニーシチー 75 58 75 73
ラガートモヒーロ 85 79 79 75
ウォースピリッツ 73 66 73 72
ミッキースマホ 77 77 75 75
タマノペルセウス 82 78 65 72
タガノビリーヴィン 78 76 72 59


デイリー馬三郎

本紙の見解

「前走の◎ラガートモヒーロは早めに動く形でB着。さすがに最後は甘くなったが、強気な立ち回りで現級上位の力は示した。脚の使いどころ次第で十分に勝ち負けできる。休養明けでも攻め気配のいい○ミッキースマホも好勝負。〈浜口〉」

◎ ラガートモヒーロ
○ ミッキースマホ
▲ デスティニーシチー
× タイムアラウド
☆ ウォースピリッツ

以下省略


デスティニーシチーは全13記者中 ◎(本命)印 1記者、▲(3番手評価) 3記者、×(4番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 4記者、無印 4記者

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

デスティニーシチー(4着)

 「ハミに頼って走るところがあるから、直線はあまり余力がなかった。それに緩急があるより、淡々と流れるレースの方が合っている。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

 「見た目には分かりませんが、道中ハミに頼っていて乗りづらいところがあったようです。それでも上位にきているので力はあります。今回も優先権を取ることができたので、来週の阪神戦に登録したいと考えています。右回りの京都戦ではスムーズに運ぶことができたので、阪神に変わるのは好材料かと思います。いずれにしても近いうちにチャンスを生かしたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)
 「道中はサダルメリクの少し後ろから。4角から直線と、内へモタれてまともに追えず、ジョッキーが修正に苦労していた。それでこの着順だから力はある。右回りの方が良さそう。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

デスティニーシチー

 「難しいが、鞍上が手の内に入れている。左回りはもたれるので阪神は歓迎。」(内山助手・デイリー馬三郎)

 「折り合いが難しい馬だが、秋山騎手が上手に乗っている。前走は内にモタれていた。右回りならもう少しやれても。」(内山助手・競馬ブック)

 「稽古の動きはスムーズで前走より調子落ちはなく好調をキープしています。中京戦は初めての左回りでハミ受けが悪く一息でしたが、今回はリングバミに変え変わり身を図りたいと思います。メンバーは揃っていますが結果を出していきたいと思います」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

12月19日の独り言のコーナーより


21日 阪神7Rに想定されていたデスティニーシチーは主戦の秋山真一郎騎手のお手馬の関係よりメンバーの強化され、かつ私が仕事日の22日の阪神7Rに移動しました(>_<)。

 普通なら勝ち負けで、少々メンバーが強化されても大丈夫と思いますが、さすがに2013年の最終週でメンバーは揃いすぎていますね。

 ただ、170先生によると上のクラス(1000万下)でも通用するということですから、なお、ラフィネシチーはヘリオスシチー以上と明言したのも170先生です500万下では少々メンバーが揃っていてもアッサリ言ってくれるはずです。


 前走は1番人気での4着大敗でしたが、競馬ブック誌が指摘しているように敗因がきちんとあります。

 「道中はサダルメリクの少し後ろから。4角から直線と、内へモタれてまともに追えず、ジョッキーが修正に苦労していた。それでこの着順だから力はある。右回りの方が良さそう。」(競馬ブック 前走後デスティニーシチー・次走へのコメントより)

今回は右回りになりますし、当然モタれはマシでしょう。

 競馬場臨場予定の21日に出ないのは残念ですが、状態もすこぶる良く、勝ち負けと思っています。

 デスティニーシチーの能力を測るにはセブンフォースという馬を軸に考えるとわかりやすいです。

本年11月10日 京都6R では

セブンフォース 2着 走破時計 1分51秒1
デスティニーシチー 4着 走破時計 1分51秒3

11月30日 阪神8Rでは

セブンフォース 1着 2分06秒6
エルマンボ 2着 2分06秒9


 すなわち、単純計算で、キャロの高額馬にして素質馬のエルマンボよりも現状ではセブンフォースに肉薄していると。どうですか、エルマンボ以上ですよ(当社測)。セブンフォースは相当強い馬ですので1つの物差しにはもってこいだと思われます。

 こう考えると未勝利時代は燻りまくっていたデスティニーシチーですが、本来ならエルマンボと同じくらいにデビューしなければならないほどの晩成馬。それを取りあえず走らせていたので大敗続きだったと。

 しかし、本格化しつつある現在は以前よりも急成長。相当な能力になっているということです。

●レース 

 デスティニーシチーのスタートはやや悪く、少し両サイドから挟まれるような形になり、12番手になってしまいます。切れる脚がないデスティニーシチーにとっては非常に苦しい形となります。

 向正面ではれいじさんのタイムアラウドがマクッて押し上げ一気に先頭に躍り出ます(結果は諸事情により割愛いたします(>_<))が、デスティニーシチー相変わらず12番手。ただし、ラチ沿いを距離ロスなく効率よく回ります。映像では見えない部分でわからなかったのですが、競馬ブックによりますと、前半は掛かり気味で抑えるのにひと苦労でようやく折り合いがついたのは3角手前だったようで、これでは仕方がないですね。

 それでも最短距離を走っていましたし、脚は溜まっているのかと期待しましたが、ダートで4角でまだ12番手ではどうしようもないですね。それでも最後までジリジリと伸びて人気通りの7着を確保!!掲示板は外したものの出走奨励金はきちんと確保してくれました。このメンバーでチグハグな競馬だったわけですから、やはり力はあります。

●時計の評価

 今回のデスティニーシチーの走破時計は1分53秒5重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは重不良馬場で1分52秒0でした。勝ち馬の時計が1分52秒4ですから右回りで期待されたデスティニーシチーとしては1秒以上も離され厳しい内容と言わざるを得ません。しかし、道中半分ほどは掛かり気味で鞍上が抑えるのに苦労していたわけですから、それを考慮し、メンバーが優先権持ち9頭で強かったことを思うと悪くないですね。それでもあくまでもこのクラスでの話で、上のクラスではダートでは厳しいでしょうね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

デスティニーシチー(7着)

 「ここ2走、折り合い重視のレースをやっていたから、ペースが遅くても掛かるところはなかった。今日はスタートがすべて。後手を回って流れに乗れなかった。」(秋山真一郎騎手・競馬ブック)

 「今回は出負けしてしまったことが敗因ですが、この馬なりに走っておりこのクラスでも十分通用する力を持っています。また、今後良くなる要素も十分なので長い目で見て頂ければと思います。レース後異常はありませんが、優先権を取ることが出来なかったこともあり放牧してリフレッシュを図りたいと考えています」(岡田稲男調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●専門誌のレース評価

デスティニーシチー(7着)

 「ジワッと行かせて後方から。前半は掛かり気味で抑えるのにひと苦労。3角手前でやっと折り合いがつき、勝負どころから仕掛けて上がっていったが、直線はジワジワ差を詰めるのがやっと。」(競馬ブック)

●気になる賞金は

 出走奨励金が1着賞金720万円の6パーセントで432000円。特別出走手当が398000円で計830000円。1口で割りますと1300円程度だと思われます。優先権持ちが9頭のこのメンバーでも出走奨励金を確保してくれたことは有り難いですね。

●今後の展望

 前走の敗因は左回りで、今回は右回りですから、正直勝ち負けと思っていましたが、残念ながらそれには遠く及ばずの7着でした。

 岡田稲男調教師は上のクラス(1000万下)でもやれるとおっしゃっていますが、今回の走りですと、どうもダートでは限界がありそうで、やはり芝の中距離に戻して欲しいなと思います。未勝利時代の力が付ききっていなかった時でさえ、福島芝2000mで500万クラスの勝ち負け水準で走っていたデスティニーシチーですから、あの時よりもパワーアップしている今なら、それよりももっと走れると思いますし、それこそ500万クラスなら力上位でしょう。ダートでも確実に上位に来てくれますし、今回は何よりも本年最終週ということでメンバーが集まりましたから、そんな中での7着は悲観することはありませんが、将来のことも考えて芝に戻して欲しいですね。

●最後に

 今回は勝ち負けと思っていましたから、がっかりしたというのが本音ですが、元々牡馬で募集総額1000万円の超安価な馬。それが1勝して、500万でも上位の成績で走ってくれているわけですから、贅沢過ぎますね(笑)。

 ただ、500万は勝てる馬ですし、来夏のクラス再編までに最低でもあと1つ勝ってくれれば、降級することができますから、更にもう1勝できる確率が飛躍的に上がります。それが理想であり目標ですね。

 この2010年産は補償廃止元年と言うことで、様子見で投資額を随分と抑えた世代で結果が心配でしたが、終わって見れば、たった3頭の2010年産愛馬たちはフロアクラフトが3勝して準オープン入り、グランデアモーレも2勝して来夏に降級が確実です。残るデスティニーも2勝目が届きそうで大成功となっております。2008年産など、投資に失敗していた年もあるわけで、この世代のように稼げるところでしっかりと稼いで行きたいですね。

 あとは何よりも無事で長く走ってくれることが大切です。デスティニーシチーは脚元は大丈夫だと思っていますが、何があるかわかりません。故障や怪我なくいつまでも走って欲しいですね。

 クラス上位の走りで毎回出走が楽しみです。次も休日が合えば応援に行きたいと思います。頑張れデスティニーシチー!!500万は突破してくれ!!

最後までご愛読ありがとうございました

2013年12月19日立ち上げ 30日加筆
デスティニーシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2013年12月 7日 第11戦 500万下 中京ダ1800m (4着1番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年11月10日 第10戦 500万下 京都ダ1800m (4着/9番人気)

2013年 8月 7日 第9戦 JRA指定交流デネブ特別 中央未勝利クラス (1着2番人気

2013年 7月 6日 第8戦 3歳未勝利 函館芝2000m (8着/8番人気)

2013年 6月23日 第7戦 3歳未勝利 函館ダ1700m (6着/6番人気)

2013年 6月16日 第6戦 3歳未勝利 函館芝2000m (11着/7番人気)

2013年 4月29日 第5戦 3歳未勝利 福島芝2000m (3着/6番人気)

2013年 4月 7日 第4戦 3歳未勝利 阪神芝1600m (6着/13番人気) 写真多数付き現地観戦レポート

2013年 1月20日 第3戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (13着/12番人気)

2012年11月24日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m (8着/11番人気)

2012年11月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1600m (8着/12番人気)

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